経営品質向上プログラム
ダーウィンの進化論でも指摘されているよう、
変化に対応した生物だけが種の保存を可能としています。
200年以上続く老舗企業の共通点はつぎの2点を明確にしています。
1. 時代が変わっても決してかえてはならないもの(理念・社是・使命など)
2. 時代が変わることで積極的にかえていくもの(商品・サービス、顧客、販売手法など)
経営品質向上プログラムは、卓越した業績を出し続ける企業の取り組みを
研究・体系化したものです。
世界85カ国以上で導入されている「経営の教科書」
経営品質向上プログラムは、顧客価値創造経営に必要な経営のフレームワークが示されたアセスメント基準書を基に、組織に共通の思考枠組みと経営の構造的体系化が提供されています。
現在実施している活動が、組織目的(理念・ビジョンなど)を実現するためにどれくらいふさわしいものであるのかを評価することができます。
現場で起こりがちな「手段の目的化」や「木を見て森を見ず」が発生しないよう、全体から部分を評価していきます。
評価する基準は「組織成熟度」という概念をもちいて行い、
①どれほど目的に合致した手段であるか
②目標はどのような根拠で設定しているのか
③振り返りを行い次の課題を抽出しているか
という視点で経営の状態を6段階評価します。
一般的に経営の成績は売上げや利益など過去の活動結果に偏った評価が行われますが、「組織成熟度」とは財務結果とその結果を作った非財務結果(顧客ロイヤリティー、社員ロイヤリティーなど)と仕組みを総合的に評価します。
このように企業の取り組みを多面的に評価することができることが世界で採用されている理由の一つです。
経営の質を高める8つの仕組み解説を音声で紹介しています。
※アセスメント基準書2012年度版となっています
カテゴリー1経営幹部のリーダーシップについては、文章(PDF)にてご覧いただけます。
上記のタイトルをクリックしてください。
■ カテゴリー2
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■ カテゴリー5
■ カテゴリー6
■ カテゴリー7
■ カテゴリー8
<参考図書のご案内>
日本経営品質賞アセスメント基準書 2014年度版
経営品質向上プログラムアセスメントガイドブック〈2012年度版〉
決定版 日本経営品質賞とは何か
■グローバルでの展開
■アジアでの展開
出典:経営品質協議会
推奨する理由
弊社では1996年より経営品質向上プログラムに基づく支援を行っており、行政から民間企業、社会福祉法人・医療法人など280を超える組織の支援を行ってきました。これらの経験から組織変革を停滞・自然消滅させないノウハウを体系化した「組織変革7つ道具」などを開発・提供しております。
この18年間で創業者と弊社社員一同が確信したことがあります。それは経営品質向上プログラムは、どの経営ツールよりも優れていることです。このプログラムは「学ぶことを学ぶプログラム」であり、次の3つを学ぶことができる最強の経営ツールであると言えることです。
- ①修養的学習組織には創業者の思い、社会的使命など理念や考え方が存在します。
自社の哲学・使命に対する理解を通じて、個人の職業観・仕事観、生き方そのものを学習します。自由闊達な組織、自立的組織、フロー人材などはこの修養的学習の文化がなければ実現しません。
組織プロフィールの作成と日常的活用を通じて社員の教養を高めることが可能なプログラムです。 - ②実益的学習理念だけで飯が食えるのか。まさにその通りです。
価値は行動しなければ生み出されません。理念を唱和しても顧客に提供する価値は創造されません。そこには実践的なノウハウや技術の習得が必要です。
組織の目的を実現するためにふさわしい手段や仕組みを構築・実践・振り返りを通じて、自社の得意技・強みとしていくことを学習することが可能なプログラムです。 - ③論理的学習組織の目的と実務をつなげるには戦略が必要です。
良い戦略とは、正しいことを正しく、すぐに実践できるシンプルなものと言えます。抽象的で世間一般で使われる飾り言葉で作られたものではなく組織目的を実現するために不要なものを捨て、必要なものを分類し、わかりやすいものにしていく力が必要です。
また、戦略や計画を伝えていくにはわかりやすく話すことが求められます。このときに必要となることが論理的であるかということです。人を無理矢理に説得することや詭弁ではなく、人の心に火をつけるために磨く論理的思考を学習していくことが可能なプログラムです。
投資費用を回収できるのは350点を超えるレベルから
経営品質向上プログラムの特徴である「組織成熟度」は、アセスメント基準書のガイドラインに沿って1000点満点で測定します。
弊社が推奨する「組織変革力」の出発点となる基準は350点であり、この数値に到達することが市場に生き残る水準モデル(下図表レベル3)としております。
また、経営品質向上プログラムに取り組んだだけでは成果は出ません。経営品質向上プログラムを通じた活動を通じて、「既存の仕組みを強化改善」するプロセスと「新しい仕組みを創造する」プロセスが組織成果を生み出します。
そのような観点においても、弊社では組織成果を出す最低水準として350モデルが組織変革のスタート地点としております。
*モデルを推奨する根拠には、弊社が経営品質向上プログラムに取り組む企業126社を対象に実施した
調査結果に基づいています。
経営品質向上プログラム導入支援の経験から
導き出した組織変革7つの成功要因
- 成功要因 1トップの本気と決意
- 成功要因 2トップ自らの組織変革活動への参画
- 成功要因 3組織変革へむけたストーリーの明確化
- 成功要因 4変革推進責任者や社員が行動し易い環境作り
- 成功要因 5社員への学習環境の場作り
- 成功要因 6定期的なアセスメントの実施
- 成功要因 7継続性