福祉事業競争力強化プログラム
向上させたいと考えていませんか?
このような福祉事業者ニーズにベストに応えるのが弊社の福祉事業競争力強化プログラムです。導入事例をご参照ください。
福祉業界における事業経営の最大の問題は、経験と勘そして社会保障制度に頼った経営に陥ってしまうことです。
また福祉事業組織をコンサルティングする方法についても、一般的な財務諸表からの問題抽出、モラールサーベイやサービス満足度調査から問題点を抽出して改善を図ろうとする部分最適なアプローチが多く見受けられます。
これからの社会福祉法人として期待される使命を果たすには、全体最適を目指した組織変革を正しいアプローチでデザインし実行していくことが求められます。
弊社は、経営品質向上プログラムの概念に基づいて、理論的に福祉事業経営を見える化し、理念・ビジョンの実現に相応しい組織の状態へと変革させます。
また、これからサービス産業界において主流となるサービス・サイエンスの視点から、サービスの見える化をサポートし、その価値を効果的・効率的に向上させ、事業の生産性を向上させます。
- 事業概要特別養護老人ホームと短期入所生活介護、通所介護の併設施設
- 経営課題理念・ビジョンの実現に貢献しつつ、自らも自己成長しようとするリーダー層と職員を育成し、経営目標のベッド稼働率向上と離職率の逓減を図りたい
● 組織変革テーマ:
『優れた顧客価値を実現する組織への変革』と『計画管理の強化による稼働率改善』
1年目は、経営層とリーダー層が対話を通じて、全職員の意見を反映しつつ、施設の方向性であるビジョンを明確化することで、マネジメント層の価値観の共有を図りました
フェーズ | プログラム | 目的 |
導入と 組織分析 |
1. 経営品質向上プログラムの導入確認 | |
導入目的と今後の展開について | 組織内のコンセンサス | |
2. 職員意識調査 | ||
調査実施 | 正しい現状認識と職員が期待するA組織のあるべき姿の把握 | |
調査分析 | ||
調査報告 | ||
3. 組織価値観を明らかにする | ||
経営層とリーダーによるビジョン策定 | 進むべき方向性の明確化 | |
ビジョン実現に向けた組織価値観の抽出 | ||
4. 計画策定の仕組み構築 | ||
ビジョン実現に向けた戦略課題の抽出 | 事業方針と目標の共有 | |
戦略課題を達成する事業計画の策定 | ||
生産性向上の 仕組みづくり |
5. 生産性向上への取り組み | |
現状分析 ヒアリング | 事業計画の達成に向けた生産性向上の具体的活動 | |
課題の抽出と改善策の立案 | ||
改善活動の実施 | ||
サービスの標準化 | ||
6. PDCAサイクルの展開 | ||
計画→個人への展開プロセス確認 | ||
マネジメントレビューのプロセス確認 |
2年目は、経営層とリーダー層のリーダーシップ活動を充実させ、ビジョンに基づく事業課題であるベッド稼働率向上と離職率の逓減を図ることで収益力UPにつなげました。
フェーズ | プログラム | 目的 |
方向性の 明確化と共有 |
1. 経営品質向上プログラムの導入確認 | |
導入目的と今後の展開について | 組織内のコンセンサス | |
2.職員意識調査 | ||
調査実施 | 組織の正しい現状認識と変革課題の把握 | |
調査分析 | ||
調査報告 | ||
行為転換に 向けた リーダシップ |
3.リーダーのリーダシップスキル向上 | |
リーダーの役割を明確にする | 目的共有と職員の行動を促すリーダーシップの発揮 | |
リーダーの能力要件の明確化 | ||
リーダーシップスキル向上(ロジカルシンキング) | ||
リーダーシップスキル向上(ロジカルライティング) | ||
リーダーシップスキル向上(プレゼンテーション) | ||
提供価値を 高める プロセスづくり |
4. 独自の価値提供プロセスを構築 | |
顧客価値と提供プロセスの理解 | 利用者(顧客)価値を創造する独自の価値提供プロセスを構築する | |
各部署の提供価値の確認と提供プロセスの明確化 | ||
各部署の提供価値の確認と提供プロセスの明確化 | ||
価値提供プロセスの課題抽出 | ||
価値提供プロセスの課題抽出 | ||
価値提供プロセスの改善策立案 | ||
生産性向上の 仕組みづくり |
5. 生産性向上への取り組み | |
現状分析 ヒアリング | 事業計画の達成に向けた生産性向上の具体的活動 | |
課題の抽出と改善策の立案 | ||
改善活動の実施 | ||
PDCA サイクルの定着 |
6. 計画策定の仕組み構築 | |
ビジョン実現に向けた戦略課題の抽出 | ビジョン達成に向けた事業方針と実行計画策定・展開の仕組み | |
戦略課題を達成する事業計画の策定 |
利用率向上の課題の明確化事例
経営層とリーダー層が対話を通じて「施設ビジョン」を明確化することによって、マネジメント層の価値観の共有が図られ、マネジメント層の価値観に基づいたリーダーシップの発揮によって、現場職員の共通認識や改善行動を確実に導いている。
利用者の入院件数を逓減するとともに、入所プロセスを充実させることで、ベッド稼働率98%以上を3年連続達成。
利用者サービスの質に直接関わる職員の離職率38%を3年間で18%まで逓減。
ベッド稼働率の向上と離職率の低減によって、経営収支目標である「赤字(△2,000万円)から黒字」への転換ができた。